望まない受動喫煙防止への取り組みについて

望まない受動喫煙防止への取り組み お店のこと

私たちふぇあり~ずは、望まない受動喫煙防止の為に店舗内を禁煙にしています。目的は主に2つあり、お客様を守ることとお店のサービスの品質を守ることです。

良識ある喫煙者の皆様へ。
日々世知辛い想いをされているところ恐縮ですが、今回の記事でお伝えしたい事もございますので読み進めながら共感頂けると幸いです。

非喫煙者の皆様へ。
当店は安心してお店をご利用いただけます。この取り組み以外にも私共はこれからもサービスの質向上を目指していきますのでこれからもお店の成長を楽しみにしていてくださいね!

目的1.お客様を守る

これは受動喫煙の中でも最もイメージしやすい事ですが、同じ空間にタバコの煙があってにおいがしたり、衣服についてしまう事は快適なことではありません。

副流煙の説明と、成分の含有量

主流煙と比較して副流煙は不快です。不快だということは「人が本能的に避けようとする」という事でもあります、主流煙に対して、副流煙の含有量は下記の通りです。よく副流煙のリスクは主流煙の3倍だと言われています。下記は主な有害物質と、主流煙に対する倍率です。以下の数字を見ていると、成分によってはそれ以上であることがわかります。

有害物質主流煙に対する倍率
タール1.2~10.1倍
ニコチン2.8~19.6倍
一酸化炭素3.4~21.4倍
アンモニア294.2~2,565.5倍
参照:「受動喫煙」「副流煙」は特に危険!(医療健康都市まつど)

副流煙が与える健康影響

タバコのにおいは、人によっては頭痛や食欲減退を引き起こすほどに不快なものです。そして副流煙には、以下の健康被害を及ぼすと言われています。これには証拠が十分なレベル1と、因果関係を示唆するレベル2に別れています。

レベル1:因果関係を推定する証拠が十分(確実)

  • がん:肺がん
  • 循環器の病気:虚血性心疾患、脳卒中
  • 呼吸器への急性影響:臭気・鼻への刺激感

レベル2:証拠は因果関係を示唆(可能性あり)

  • がん:鼻腔・副鼻腔がん、乳がん
  • 呼吸器への急性影響:急性の呼吸器症状(喘息患者・健常者)、急性の呼吸機能低下(喘息患者)
  • 呼吸器への慢性影響:慢性呼吸器症状、呼吸機能低下、喘息の発症・コントロール悪化、慢性閉塞性肺疾患(COPD)

参照:受動喫煙 – 他人の喫煙の影響(e-ヘルスネット(厚生労働省))

レイヤーさんの衣装や女装さんの衣服を守る

当店はコスプレイヤーさん、女装さんも多く訪れます。洋服や衣装にタバコの匂いがついてしまうと、その日のうちに別のお店やイベント会場に行った時に嫌な思いをさせてしまいます。衣装は物によっては洗うのもひと手間かかるものがありますし、不織布を使用しているとそもそも洗濯ができない事もあります。当店では、そうなる事態を防ぐために未然に受動喫煙を防いでいます。

お店のサービスを守る

当店のサービスも、受動喫煙によって品質が低下してしまうものがあります。

壁面や空調機器

エアコンがタバコの匂いを吸ってしまうと、ヤニなどを吐き出してしまい、これがお客様に当たってしまいます。そして当店の壁面は拭けばすぐに汚れが取れるような構造でありません。

電子機器やDJ機材を守る

当店は、これだけの機材を使用しています。

  • DJ機材
  • ネットワーク機器
  • モニター
  • スピーカー
  • カラオケ機器
  • パソコン
  • プロジェクター

機械には動作させるためのファンがあり、副流煙が漂っていると掃除機のように吸い込んでしまいます。これにより、動作不良を起こしたり不快な臭いがついてしまいます。

嗅覚が飲食物に与える影響

料理を食べている時にタバコの煙・においがあると美味しく感じないというお話をよく耳にされると思います。私共のアルコール、フードサービスも例外ではなく、味だけではなく香りも踏まえた「風味」を提供しています。ここにタバコの煙が加わることで、質が劣化してしまいます。

二十歳未満の未成年を守る

2018年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。
20歳未満の方は喫煙エリアへの立入ができません。つまり店内で喫煙が出来てしまうと、若い方がふぇあり~ずで楽しめなくなってしまうのです。

最後に

上記の理由により、喫煙者の皆様には店内での禁煙を厳守頂いております。
ですが、あくまで喫煙そのものを否定したい訳ではなく、良識ある喫煙者の皆様に対して大変心苦しい思いをしながら本日の記事をお送りしました。

法律の制定の背景には、節度を守らない一部の人間による度を越した行動と被害に遭われた方々の声があります。これまでマナーとされていたものも、守られないと罰則が下されるようなルールへと変わり、世の中は生きづらく肩身の狭いものとなってしまいます。
これは何も受動喫煙防止法に限ったお話ではありません。

そんな中で、私たちは節度を守る方の側に立つ人間であり、そうする事で大勢のお客様が快適にお店をご利用頂けるべく取り組んでおりますので何卒ご理解・ご協力をお願い致します。

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